リピスタ神です、こんにちは。
またまた転売系で逮捕者が出たニュースが話題になりましたね。
せどり転売は広義にはネットショップでの小売りですから、正しく行えば犯罪になることもありません。
仕入れて販売するという小売り業態は古くからある商売の基本ですし、とてもまっとうな商売ですから、誰にでも胸を張って話せる職業です。
一部の間違った行動をとる人が、上記のように逮捕されている現状があるわけですが、では実際に何をやっても良くて、何をやったらダメなのか、その線引きについて少々検討してみたいと思います。
せどり転売、やっていいこと悪いこと
転売=悪いこと、と一般的に思われがちなのは、上記のような犯罪者がいるからという理由が一番大きいとは思いますが、正しく行動すればリスクの非常に少ない副業と僕は考えています。
とはいえ、これからせどり転売を始める人はやっていいことと悪いことの線引きがよく理解できていない可能性もあるので、僕なりにこれはOK、これはNGという判断を下記にまとめてみました。
チケット転売
嵐のコンサートチケットを繰り返し転売したとして捕まった人がいたと思いますが、チケット転売と大きな括りで扱うには少々雑すぎます。
OKな範囲は、何らかの理由で手に入れたディズニーランドの入場券をほぼ正規の価格、または若干安い価格でヤフオクで売る場合。
そもそも利益を取ろうと思って売ってなければまず大丈夫です。ヤフオクやメルカリではスポンサー向けのパスポートなどが多数出品&落札されてます。
NGなのは、コンサートチケットをヤフオクで1万円で購入してヤフオクで5万円で転売したり、意図的に利益を狙ったチケットの仕入れ転売です。
一度なら見逃してくれる可能性も高いですが、このような儲けよう、稼ごうとしてチケットの売買を繰り返す行為は違法ですね。
単発の取引はかなりあいまいでグレーですし、ネット以外の場所でのやり取りもありますが、基本的にチケット転売で利益を狙う行為は避けたほうが良いでしょう。
初回限定品転売
健康食品や化粧品に多いですが、この取引については様々な意見がある中で、個人的にはOKと考えています。
ただし、虚偽の個人情報で2度3度繰り返して格安価格で商品を購入するのはNGです。
上述のネスレ日本の転売で逮捕された人物も、虚偽情報で商品を集めて転売した行為が「窃盗」に当たると警察に判断されて逮捕ということになったようです。
また、第三者に金銭を支払い代理購入してもらうという行為は、犯罪ではないですが、グレーゾーンですね。
実際に100人単位で組織化して初回限定品ばかりを転売している人はいますけどね、長続きはしないでしょう。
初回限定で安く販売するのは、商品販売元のビジネス上の広告戦略であって、その広告宣伝をどのように購入者が利用しようと犯罪には当たりません。
また、それで購入した商品をアマゾンやヤフオクで売るという行為も、それ自体はまったく問題ありません。
商品の買い占め~意図的なプレ値化
道徳的にはNGと思いますが、法律的には問題ありません。
1人1台限定のゲーム機をバイト代を払って代理購入してもらう、スタバの限定品を買うにあたって先頭に並んで買い占める、限定50個の商品を買うのに浮浪者50人に並ばせて代理購入させる、抽選販売のプレ値確実のスニーカーに関係者全員で応募するなど、そんな事例は多々あります。
これから年末年始を迎えますが、年末の限定品、そして年始の福袋など、各店舗で争奪戦が行われる中、徹底的に組織化して買い占めるというところ(主に中国人)はいくらでもいますからね。
とはいえ、世間から後ろ指刺されるような手法は、個人的には一切やりたくありませんし、そんな方法は長続きしません。
盗品(詐取した商品)の転売
言わずもがな、窃盗も詐欺も犯罪ですので、絶対にやらないように。東南アジアで気楽に買えるコピー品もダメ。
たとえば架空請求詐欺などで詐取したアマゾンギフトの転売が横行しています。
また、アマテンやアマオクといったギフト券転売サイトで、93%で購入したギフト券を自分のアカウントに登録したら垢バンされたなど、二次的な被害が発生していますので、アマゾンや楽天のギフト券を買うならドンキホーテのマジカで実行しましょう。
また、会社にある備品を盗んできて転売する行為もNGですし、社員割引制度で安く仕入れて転売というのも非常にグレーですね。(社則によりますが。)
さらに言うと、ゴミ捨て場に置いてあるものも勝手に持ち帰ると犯罪だそうです。
ポイントせどりや還元キャンペーンの利用
主に楽天やヤフショなどでポイントせどりをすることになりますが、ポイント還元は購入者の権利なのでまったく問題ありません。
しかしながら、SPU条件達成を目的として、架空取引する行為はグレーゾーンと認識すべきかと思います。
たとえば以前、楽天トラベルでバス予約をすれば乗車しなくてもSPU条件達成となるという記事を書かせていただきましたが、この行為はSPU条件を達成させるために意図的に「乗らない」という選択をしているため、本来ですと正式な条件達成方法とは言えません。
個人で細々と実行するぶんには良かったものの、バス予約して乗らないという方法を広範囲に教え広めた人が楽天から訴訟を起こされたという話は聞きますので、度を越した裏技的なものはNGということですね。
また、カード利用の還元キャンペーンなども「転売行為に使った」と判断されなければ問題ありません。
ただし、別店舗、別日、金額も様々に決済するなどして転売判定されない工夫は必要ですよ。
登録商標・ロゴ商品の自作販売
最近個人的に購入したものに、ブランドのロゴステッカーというのがあります。
メルカリで買ったんですが、どうやらメルカリでは商標やロゴのステッカーを自作して販売する行為は容認しているようです。(今後どうなるかわかりませんが。)
本来であれば、他人(他社)に帰属している権利を侵害して製造販売する行為は法的にはNGのはずなんですが、このあたりはグレーなんでしょうかね。
アプリのミンネでシルバーアクセサリーを制作販売している人で、クロムハーツに酷似してるものを制作販売してる人とかもいますし、まあ細々と個人レベルでやる分にはいいのかもしれません。
せどり転売のOKNGまとめ
ということで、今回はせどり転売業界でやっていいこと悪いことについてまとめてみました。
他にもたとえば偽物の販売などは明らかに犯罪ですし、動物の売買なども基本NG、そのあたりは常識の範囲で。
まあ道徳的にこれはどうなんだろうかと躊躇するようなら、やめておくのが無難ってことですね。
ではまた、リピスタ神でした。