リピスタ神です、こんにちは。
本日は「アマゾンFBA納品した商品を定期的にチェックして紛失分を返金してもらおう」と題しまして、僕が毎年2回ほど実施しているアマゾンFBA倉庫で紛失した商品の返金(補てん)申請のやり方についてお伝えします。
こんな記事を書いている僕は、毎月1,000万円ほどアマゾンで商品を販売しています。
こちらの画像は僕が管理しているセラーの1つですが、1セラーで1ヶ月あたりだいたい800点前後を売ってます。
僕は4セラー抱えているので、4セラー合計で2,000商品程度販売していることになりますが、毎月2,000点もFBA納品していれば、そのうちのいくつかは破損されたり紛失されたりしています。
アマゾン倉庫で紛失や破損したものは、その多くがしっかりと「破損したので返金するね。」と自動的に返金処理されたりするわけですが、とはいえ人の手で作業が行われているものなので、その一部はどうしても作業漏れしてしまうんですよね。
こればかりは誰が悪いという問題ではなくて、人がやる作業だから一定数は間違いなくこうなるものと考えています。
その作業漏れを定期的にチェックすることで、本来ならもらえていたはずのお金が戻ってきていない損失を最小限にしましょうね、というのが本日のお話です。
アマゾンは完璧じゃない
僕らはアマゾンFAB倉庫に商品を送り、受領してもらい、それを販売していくことで利益を上げ続けています。
物理的に商品の搬送作業が伴うことですから、そこにはどうしても人為的なミス、たとえばダンボールを落として破損させる、といったことは確率的に起こるものです。
そして、私たちには非がないFBA倉庫における破損や紛失については、アマゾンが一定額を補てんしてくれるわけですね。
具体的な計算方法については公にはなっていないようですが、僕の経験からすると、FBAで販売した際の手数料を差し引いて振り込まれる金額の9割程度は戻ってくるような計算です。
まあ在庫リスクを考えれば、すぐに現金化されるという点も含めて妥当な数字なのかなと納得はしていますが、本来の利益から少なくなるのは残念ですね。
人為的なミスを定期的にチェックする手順
アマゾンは非常に大きな組織で信頼のおける大企業というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、結局アマゾンFBA倉庫は末端で作業する人たちによって成立しているわけですから、破損も紛失も補填処理もすべて人の手で行われています。(人の手でシステムに反映させている)
そして、人が作業をするということは、一部の作業にミスが発生するというのもまた確率的にどうしても起こりうるものです。
私たちは盲目的にアマゾンFBA倉庫の作業員を信頼することなく、このミス処理に対して監視する必要があります。
僕自身は最短で3ヶ月くらい、最長でも半年に1回はチェック作業をしていますので、この流れを以下にお伝えしますね。
手順①:在庫調整レポートをダウンロードする
まずはセラーセントラル内のレポートメニューから、フルフィルメントを選択します。
出てきたページの左メニュー「在庫」の中から「表示を拡大」を選択し、「在庫調整レポート」を選びます。
期間を選択し、ダウンロードしましょう。
手順②:在庫調整レポートから、合計数値がマイナスのものを探す
エクセルのフィルター機能や並び替え機能を使って、1つの商品のG列の数量が「-1以下」になるものを絞り込みましょう。
出品者SKUを軸に数字をチェックすれば良いでしょう。
該当するSKUの部分を色付けして、わかりやすくしておくと次の作業が楽になります。
手順③:該当SKUを在庫照合レポートでチェックする
在庫照合レポートで同じ期間を指定し、SKUを入力してチェックします。
販売済み以外の紛失などがいくつあるかを確認しましょう。上記画像は紛失2になっていますね。
手順④:過去の補てん状況を確認する
手順③で調べた画面(上記画像)に「補てんを表示」というのがあると思いますが、これをクリックしましょう。
出品者SKUに該当のものを入力(ペースト)、期間を同じ期間にしてチェックします。
もしここに「補てん」がなされた履歴が残っていれば正しく処理が完了しているので問題なし。
一方、紛失があったにも関わらずここに補てん処理の履歴が出てこなければ、本来補てん処理をしなければならなかったのにFBA倉庫の担当者がそれを怠ったということになります。
今回チェックしたものは「何も見つかりませんでした」と出たので、2件紛失~返金処理がなされてなかった、ということになります。
手順⑤:サポートに連絡する
手順②で見つけたものを手順③と④で次々に確認し、どのSKUでいくつ処理されてないかをチェックして、それを箇条書きにしておきます。
箇条書きにしたものを、サポートにメールで確認してもらうように連絡しましょう。
数日すると、以下のような回答がサポートから届き、さらに数日後に補てん処理がなされます。
ちなみに僕は毎回数万円分取り戻すので、たった数分の作業で得られる金額にしたら相当大きいですよね。
アマゾンFBA倉庫のミスを指摘する方法まとめ
ということで、今回はアマゾンFBA倉庫で起こるミスを指摘して補てん返金してもらう手順について解説しました。
定期的にチェックすることで、何もしなければもらえなかったお金を取り戻すことができますので、やったことがない方はぜひ試してみてください。
これは私たちの権利であり、主張しないとゼロと同じ。
欧米の会社は、手を挙げない人には何もしない(相手が納得しているという判断をする)文化ですから、自らのお金は自らの行動で守る必要があります。
巨大企業だから信頼できると盲目的に信じることなく、ぜひ自分の権利を主張しましょう。
ではまた、リピスタ神でした。