リピスタ神です、こんにちは。
今回は、【アマゾンセラーの複数アカウントの作り方と注意することまとめ】と題して、アマゾンせどり転売を実践する人全員におすすめしたい、複数アカウントの作り方について整理してみました。
アマゾンセラーの複数アカウントについては規約違反と指摘されることもありますが、アマゾンに確認をすれば正式に認められていることがわかります。正式に認められるための要件はその時々で変わる可能性が高いのでここには記載しませんが、最低限これだけは守ってほしいという注意点を取り上げながら、解説を加えました。
この記事を参考にして、まずは2つめのセラーアカウントを作ってみてください。
それでは、スタート!
アマゾンセラーアカウントは複数個持つべきです
この2年間の様々な経験から、セラーアカウントは複数持つべきだと考えています。月商100万円以上稼いでいるのにまだ1アカウントだけという人は、急いで2つめのアカウント作成を検討されることをおすすめします。月商200を超えているならば、早急に作らないとあとで大変なことになる可能性もあります。
僕のコンサル生には、早ければ月商100を超えたら、遅くとも200を超えたら絶対に持ちなさいと指導しています。理由としては以下のとおりです。
説明の便宜上、1つめのアカウントをセラーA、2つめをセラーBと呼びます。
突然のアカウント停止に備えるため
アマゾンはたとえその理由が理不尽なものであったとしても、突然あなたのセラーアカウントを止めてきます。どんなに抵抗しても、アマゾン側の考え方が覆らない限り、一度停止に追い込まれたセラーアカウントが復活することはありません。
そのアカウントに紐づけされている商品はすべて一気に返送されてきますし、それまでに蓄積された売上金の振り込みも数か月遅れますので、資金繰りという意味でも非常に苦しい状況になることは間違いありません。
セラーAのアカウントを止められても、もう一方のセラーBアカウントに、もともとセラーAで販売していた商品を順次納品していくことで売り上げを維持することができますし、その間にまた別のセラーCアカウントを作って準備することで、焦らずとも最悪の状況からは脱することができるはずです。
売上金の保留に対応するため
アカウント停止とまではならなくても、何らかの原因で一時的にアカウントに蓄えられた売上金を保留処理されてしまうことがあります。
セラーアカウントの売上金保留の原因は本当に様々で、その対処方法についてもこちらがどうすることもできない場合もあって、その期間はアマゾンに振り回され続けてしまいます。
クレジットカードで仕入ればかりやっている人は、1ヶ月後までに売上金が自分の銀行口座に戻ってこないと支払いもままならないという状況があるかもしれません。
売上金保留に対するリスクヘッジとして、セラーAとセラーBとで売り上げを分散しておくことで、売上金保留となった場合の危機的状況を回避できるかもしれません。
カート獲得率をあげるため
同じ商品カタログにあなたのセラーAとセラーBから出品があれば、必然的にその商品に対する総合的なカート獲得率は上がります。セラーAのみよりも、セラーAB2つのカート獲得率の合算のほうが間違いなく多くなるからです。
こればかりはアマゾンのカート獲得ロジック次第なので明言はできませんが、仮にある商品を最低価格で5セラーが出している場合、2/5があなたのセラーであるならば、1/5の状態に比べてカート取得率が高まる可能性は必然的に上がるでしょう。
カート獲得ロジックは、設定価格のほか、セラー評価、セラーパフォーマンス状況、購入者とFBA倉庫の関係、商品の在庫数、過去の販売数などとまことしやかに言われてはいますが、その本当の答えはアマゾンしか知りません。
複数アカウントを作る際の注意点
アカウントを作る手順については、あなたが最初のアカウントを作ったときと全く同じです。難しいことは一切ありません。
ですが、2つめのセラーアカウントを作る際には気をつけなければならないことがいくつかありますので、サブアカウントを作り始める前には必ずこれらの注意点を確認しながら進めてみてください。
セラーAとセラーBで同じ情報で登録しないこと
セラーアカウントを登録する際、いくつかの情報を入力する必要がありますが、それらすべての情報はセラーAとセラーBで違うものを使う必要があります。
メールアドレス、名前、住所、電話番号、店舗名、クレジットカード、銀行口座など、セラー登録に必要となるデータは事前にセラーAと異なるものを整理して準備しておきましょう。なおクレジットカードや銀行口座はセラーAとセラーBで同じ名義でも問題ありません。(世の中には同姓同名の人がたくさんいます。)
この中で準備するのが難しいのは、電話番号と住所だと思います。僕は、電話番号は楽天モバイルで、住所はバーチャルオフィスの住所を利用しています。以下の記事も併せて読んでみてください。
セラーAとセラーBで同じIPアドレスを使わないこと
IPアドレスというのはネット接続時に割り当てられる住所のようなもので、あなたの固有IPアドレスはここで確認することができます。
セラーAとセラーBで常に同じIPアドレスからアクセスし続けることで、アマゾンは「セラーAとセラーBは同一人物だ」という判断をすることになります。
仮にセラーAが何らかの原因でアカウント停止に追い込まれたとき、セラーAと関連の強いセラーBも強制的にアカウント停止になる可能性があります。絶対にそうなると明言はできませんが、過去にも同じようにAとBと両方ヤラれたという人は多数いますので、アカウント作成時はもちろん、その後のアカウント管理中も、同じIPアドレスからのアクセスは控えましょう。
また、スマホアプリでも同様ですので、注意が必要です。(僕はスマホアプリではメインアカウントにしかアクセスしないようにしています。)
あくまでも恒常的に同じIPからのアクセスである場合にということのようなので、たとえば一時的に公共のネットワークで様々な人がセラーセントラルにアクセスすることが考えられる場合には、同一セラーとは認識されないようです。(駅や空港のwifや、ホテルなどのwifi接続。)
セラーAとセラーBで同じパソコンを使わないこと
パソコンには、それぞれに固有のMACアドレスというものが付与されています。仮に各セラーセントラルへアクセスするごとにIPアドレスを変えたとしても、アマゾンはパソコンのMACアドレスを見ているから同じパソコンで作業をしているだけで関連セラーと認識されると言われています。(定かではありませんが。)
対処法としては単純にパソコンを使い分けるだけなので、安いパソコンで十分ですから新しいセラーを作る際には準備しましょう。
なお、IPアドレスと同じパソコンの利用について、これらを一気に解決する方法があります。それが、VPS(Windowsデスクトップ)によるセラー運用です。
IPアドレスにしても同じパソコンでのアクセスにしても、どれだけ注意していてもヒューマンエラーが起こりやすいので、僕はメインアカウントだけ自宅(出張中はスマホのテザリング)からアクセスし、それ以外のセラーアカウントについてはリモートデスクトップによる運用をしています。
リモートデスクトップ接続でセラーにアクセスするというルールを設けることで、物理的に全く異なるネットワーク、パソコンからアクセスすることになりますから、確実にミスをなくすことができますよ。
まとめ
ということで、今回は【アマゾンセラーの複数アカウントの作り方と注意することまとめ】について書いてみましたが、いかがでしたか?
アマゾンせどり転売では複数セラーアカウントを持つべきだという話は色々なところで聞いていると思いますが、実際にアカウントを作る人はあまりいません。それだけ面倒くさい作業だということですね。
僕も今では4アカウントを持ってはいますが、まだまだバランス良く運用できていると言えないので、今後さらに効率的な運用方法を見つけないといけないなと思っています。やはり愛着のある一番最初のアカウントの売上が一番多くなってしまいますし、今後の課題として僕自身もまだ完璧ではないですね。
とはいえ、僕の経験上、ここに書いた内容が2018年時点ではベストの方法論だと思いますので、ぜひこれを参考にして2アカウント3アカウントと作っていってみてください。あらゆるリスクヘッジのためには絶対に必要なことですからね。
それではまた!