【2021年度最新版】アマゾンカート取得アルゴリズムに応じてFBAまたは自己発送を判断する手順について

こんにちは、リピスタ神です。

2021年04月08日、午前中からワウマ仕入れで大忙しとなっております、いかがお過ごしでしょうか?

前々から準備しておこうね、とラジオでもツイッターでもお伝えしていたので、リスナーの方々はそれなりにスムーズに仕入れこなせているかと想像しています。

僕のほうも、まずは利用者数が限定されているクーポンの利用を優先したり、いつも在庫が切れてしまうものを先に仕入れたりと優先順位をつけて仕入れをこなして、結局1垢あたり本日だけで3万円ずつくらいですかね、無事全部予定どおりの仕入れとなりました。

 

ということで本日は、アマゾンのカート取得アルゴリズムを研究してきた結果を踏まえて、最近取り組んでいる販売方法の選択に関する考察をシェアさせていただきます。

どの商品を自己発で売るのか、どの商品をFBAにするのか、その判断基準を調べる手順についてです。

特に自己発送でクリックポストなど利用されている方には参考になるお話しになると思いますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

 

自己発送が儲かるか?FBAが儲かるか?

さて、早速本題に入っていきますが、今日のお話しは「とある商品を仕入れてアマゾンで売る場合、自己発で売るほうが儲かるのか、それともFBAのほうが儲かるのか、その判断をどういう手順でやっていくのがいいのか?」その判断手順についてのお話しです。

僕は4セラー保有していて、50%自己発送、50%FBAで販売しています。

FBAで販売する商品は楽天ヤフショワウマで仕入れをする際に発送先を代行倉庫に指定して、僕自身はその商品を見ることもなく、代行倉庫からFBA倉庫に納品、それがそのままアマゾンで売れていく、という流れです。

自己発送は自宅と代行倉庫で使い分けていて、自宅から送るものはだいたいが小さくて薄くて軽い商品が多く、ゆうパケットやネコポスで送ります。人によってはクリックポストを使うという方もいるかも知れません。

いずれにしても1発送あたりで200円前後の費用が発生するというのが、自宅からの自己発送に共通するところかなと思います。

発送にかかる費用がはっきりしているので、仕入れ時点で自己発送で売っていくら儲かるのかという計算は100%把握できるということになります。

 

一方のFBAは、仕入れ時点ではその商品1点に対してどの程度の費用負担が発生するのかというのは正直わかりません。というのも、代行倉庫からFBAに納品する場合、

  • 荷造りや梱包にかかる費用
  • 代行倉庫からFBAまでの送料

という2つの費用が合わさってくるので、実際に納品プランを作って送ってみるまでは細かい数字というのは確定されないんですね。

 

さらに、FBAまでの送料についてはスケールメリットが大きく影響しまして、たとえば僕のように1回に送付する物量が100キロ200キロと大きくなればなるほど、1キロあたり、商品1点あたりにかかる送料は小さくなります。

少なく送るよりもたくさん送るほうが利益は残る。これは真実です。

物販ビジネスにおいては、送料をいかに安く済ませるかというところがとても重要な要素になります。

アマゾンで販売するビジネスを展開する際には、小さいボリュームでコツコツ進めるよりも、とりあえず月商50~100くらい一気に拡大してしまうほうが利益も残りやすいと僕が以前からお伝えしているのは、このあたりが大きな理由です。

 

自己発送とFBAと、どちらで売るほうが儲かるのかを計算する手順について

では、カートアルゴリズムから見る自己発送とFBA販売と、どちらのほうが利益が残るのかという疑問に対する判断の手順についてお伝えすると、まずカート取得のルール、その商品が自己発有利なのかFBA有利なのかを見極めるところからスタートする必要があります。

やり方としては、まずこれまでにFBAで販売したことがある商品を、自己発送商品として出品登録します。

多くの商品では、プライムユーザーでアマゾンの商品ページを見ることでFBAでカート取得している価格は確認できると思いますが、いくらにすると自己発送セラーがカートを取れるのかというのを調べる必要があるんですね。

ここは手作業でアナログ処理していく必要がありまして、自己発送で登録した商品の設定価格を、50円から100円程度でジワジワと価格を下げていき、どの程度下げると自己発がカートを取るのかを見極めてください。

たとえば、FBAカート価格が5000円、自己発が4900円でカートが取れることが確認できましたと。

この場合、差額は100円です。FBAのほうが100円高く売れるということをメモしておきます。

 

そして、もうひとつ確認比較すべき数字が、手数料送料です。

アマゾンが提供しているFBAシミュレーターは皆さん利用していると思いますが、シミュレーターに自己発4900円、FBA5000円と入れて比較してみましょう。

FBAシミュレーター(セラーログインで利用)

自己発送は、仮にクリックポストで送るとして送料200円、作業手間賃はゼロですが自分で商品を梱包発送する作業時間が発生します

一方FBAは代行倉庫を利用するとその費用が発生しますし、自分で処理する場合にはバーコードシールを貼ったりダンボールにたくさん商品を詰め込んで荷造り発送する手間や備品の費用が発生しますね。

シミューレーターでチェックすると、FBAで販売する場合は421円の費用が発生するということがわかったとします。

これですべての数字が出たので、あとはこれらを比較していくだけですね。

 

FBAでは5000円で販売して、カテゴリ成約料が8%とか10%、FBA手数料が421円、さらに自宅からFBA倉庫まで送る荷造りや送料負担がかかります。

自己発送では4900円で販売して成約料は一律10%、手数料はゼロ、送料はクリックポストなら200円です。

これらを比較し、自己発送で送ったほうが儲かるのか、FBAで売るほうが儲かるのか、1点ずつ判断をしていくことになります。

 

商品によっては、100円下げただけではFBAに勝てないものもあり、200円下げる場合、300円下げる場合、様々あります。

どちらがベストかは一概に言えませんが、僕自身のケースでは、100円下げて自己発送でカートが取れるならば、自己発送メインで売っていきます。

200円から300円くらい下げないとカートが取れない場合は、FBAで売ったほうが結果的に数多く売れる傾向にあるので、FBAを優先します。

 

カート取得アルゴリズムは販売価格のみに依存しない

購入者がプライムユーザーなのか一般ユーザーなのかでカート取得の優先度も変わってきますから、カート価格だけで決まるものではないのですが、このご時世ではプライムユーザーのほうがわりと多いんじゃないかなと感じてまして、プライムユーザーでカートを取る場合はどうかという目線で意思決定していくと良いかと思います。

また、FBAがカートを取りやすい、売りやすいというメリットがある一方で、やはりFBA販売では理不尽な返品を食らうケースがあるのも事実でして、このあたりのストレスをどう考えるかも人それぞれになってくるかなとは思います。

自己発送で返品依頼を受けた場合、購入者都合であれば返送送料は全額購入者負担ですから、そのあたりをしっかりと説明することで返品されてこないことも多いです。

シンプルに比較はできませんが、やはりFBAに比べて自己発送のほうが返品ストレスは少ないですし、その結果、利益が残りやすくなるのは間違いありません。

あとは自宅に届く商品の処理や、自宅のスペース、自分や家族の作業負担などを考慮して、どの商品を自己発にするのか、どの商品をFBAにするのか、それぞれの最適解を模索していきましょう。

これまでにお伝えしている通り、僕のやりかたは『小さくて薄くて軽いものは基本的に自己発送』ですが、先に述べたとおり、FBAのほうが200円300円高く売れるものに関しては小さくて薄くて軽くてもFBAで売ることはあります。

それ以外の商品は基本すべて代行倉庫に送ってFBA売り、また大型商品に分類されるものは楽天やヤフショで仕入れて一旦代行倉庫に保管、そこから自己発送で送付という流れですね。

 

それぞれの商品で最適解を探り、一番儲かる販売方法を見極めてリピートしていくことで、1回の販売あたりで数十円の差だとしても、それが将来的に積み上がって大きく利益を増やせるはずです。

何も考慮せずに100%FBAというのも悪い選択肢ではないんですが、自己発のほうが利益が残りやすい商品も当然ありますから、はじめて取り扱う商品は一度このあたりをきちんとシミュレーションして、最適解を見つけるようにしていきましょう。

 

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