ツイッター界隈で話題沸騰したアマゾンFBA倉庫への15kg以上のダンボールが送付できなくなるかもしれない問題に戦々恐々としていたリピスタ神です、こんにちは。
実はこのネタ、すでに問題解決はできているのですが、ツイッターを見ていないアマゾンセラーの方も多々いらっしゃるかなということで、ブログ記事としても公開させていただきます。
ということで本日は、アマゾンFBA倉庫へ15kg以上のダンボールが送付できなくなるという話題と、それに対する僕の見解(エビデンスあり)について整理した内容をシェアしますね。
新型コロナウイルスの影響がアマゾンFBA倉庫にもやってきた
この数日、僕のツイッターでも話題としてたびたび上がっていましたアマゾン15kg制限問題について語ります。
食品全般非常に重いので1商品当たりのFBA納品コストが上がりますなあ
今から作るプラン全部に適用って、またいきなりすぎて対応に苦慮しますね💦 https://t.co/QcyjW5TuIK
— ジン@せどりで1億稼ぎマイルでハワイに毎年家族旅行する (@JinSedoken) April 24, 2020
そもそもなぜ、いま「アマゾン倉庫に15kg以上のダンボールを送付できなくなる。」なんて話題が出たのか不思議に感じる人もいると思うので、まずはそこから説明します。
アマゾンから届いたメールを確認しますと、
アマゾンFBA倉庫で新型コロナウイルス感染者が出たことを受けて、保健当局からの指導やガイドラインを踏まえたうえで、重量超過のダンボールを二人で運ぶ行為(近接作業)を避けるため、15kgを基準としてFBA納品できる1箱の重量に制限をかけさせていただく
といったようなニュアンスなんですね。
で、こういったメールが多くのセラーに届いているんですが、実は、メールが届いていない人もいるんです。ここが今回の問題を大きく混乱させている原因でもあります。
メールが届いている人と届いていない人の対応は変わる
メールが届いている人は上記の通り15kg制限が昨日時点でスタートしてますので、たとえば20kgのダンボールを送ると一方的にダメと言われるはずです。(または、今回だけは受領するけど次は受け取らねーぞ!と注意されるか。)
メールチェックが漏れているみたいな残念なことは抜きにして、メールが届いていない人については今後も柔軟に対応してくれるはずなので、たとえば20kgのダンボールを送っても何も言われないかもしれないし、18kgぐらいなら男性一人で持ち運びできるレベルですから、これまでどおりに普通に受領でおしまいって感じでしょうか。
とはいえ、アマゾンも今回の件を突然決定・発表した経緯があるので、今後の倉庫側の運用状況次第では全セラーに一律のルールとして確定する可能性もありますね。
なお、このブログで書かせていただいている僕の文章については、実際に昨日(2020年4月26日)時点でテクサポ(セラーテクニカルサポート)にチャットで相談のうえ、テクサポ側からいただいた回答を踏まえて書かせてもらっています。
これを読んでいるセラーさんは各自でテクサポに確認していただき、証拠となるチャット会話をスクショするなりメールのやり取りを残すなり、いきなり15kg制限で返送されたり、自分にとって不利益な事態が発生した際にアマゾンに対して文句を言えるように、予防線を張っておく(証拠を残しておく)ことをお勧めします。
今後の対策と注意事項
今回の件を踏まえて、今後僕らセラーがやっておかなければいけないことは、大きく分けて3つあると思っています。
15kg制限対策①:1箱あたりの重量を常にチェックする
メール受信者、未受信者を問わず、とにかく1箱15kgがひとつのラインという定義をアマゾン側が提案してきている以上、20kgから25kgレベルの大きな箱では発送するのは避けるべきです。
そして、受信者は15kgを超えた箱を送ったときにはルール違反で問答無用で着払い返送される可能性も否定はできませんから、ここはより慎重に行動したいところ。
受け取り拒否からの着払い返送といった塩(鬼)対応される可能性があるので、1箱ごとに重量チェックは必須です。
15kg制限対策②:取り扱い商品を見直す
1つの商品で15kgを超える超大物については例外的に受領いただけるようですが、たとえば1点9kgを2点ダンボールに入れて発送していた場合、今後はそれを1点ずつ発送しなければならなくなります。
ということは、単純計算でFBA納品送料がこれまでの2倍かかることになり、1点あたりの利益が圧迫されます。
送料負担くらい全然影響ないし余裕という人ならこれまでどおりで良いと思いますが、そうじゃない場合、全体的に取り扱い商品の見直しといった商材全体の入れ替えが必要になってくる可能性はありますよね。
15kg制限が一時的ならいいのですが、新型コロナの影響は少なくとも1年は見る必要があると思いますので、本件は軽々しく扱わないほうが良いかなというのが僕の考えです。
15kg制限対策③:運送会社と運賃について協議する
根本的な部分の解決策としては、これが一番王道プランかなと思います。
発送運賃については、昨日の段階で納品代行会社さんと運送業者(ヤマトや福山通運)などと協議を重ねたうえで、総合的にはこれまで以上に安く発送できる体制を1日で整えることができました。
この点については本当に納品代行さんに感謝してもしきれません。本当にありがたいです。
こういったトラブル・問題を、良いきっかけにしてプラスに転換していけるかどうか、自分事として即時対応してくれた納品代行会社さんとはさらに信頼感が増しましたし、今後物販ビジネスを続けていくうえでは必要不可欠なことかなというのを改めて実感した次第です。
15kg制限を良いきっかけとしてプラスに変えよう
新型コロナウイルスの影響もあって、世の中のすべての会社が副業解禁とする流れはもう誰にも止められません。
また、社会的に認知されたリモートワークという働き方も、可能な限り進められるはずです。
そういった外部環境が整うことで、今後さらに僕のように一人物販をする人が増え、物流はすべて外部に委託したいという副業プレイヤーも増えていくという未来は想像に難しくないでしょう。
となると、仕入れから納品まで自分で全部やるような、肉体的負担や時間的負担が多く、自宅から標準運賃で発送するといったやり方はもうデメリットでしかなく、今後は間違いなく信頼できる外部委託業者をうまく使いこなせる人だけが生き残れるようになります。
そのような世界が訪れたときに焦らなくて済むように、今、何らかの不安を抱えている人は、ぜひ早期にその問題を解決してください。
今回のアマゾン15kg制限問題が、あなたにとっての素晴らしい未来のきっかけとなることを願っています。
それではまた、リピスタ神でした。