単価の安い商品はセット販売で利益をアップさせる

リピスタ神です、こんにちは。

今回は「単価の安い商品はセット販売で利益をアップさせる」件について解説します。

アマゾンせどり転売を初めて取り組む方、いわゆる初心者の方はよく勘違いしているのですが、アマゾンでFBA納品して販売する場合、1つ売るのと複数売るのとでは手数料計算が異なります。

売りたい商品が実に様々なASINでカタログが作られていることには簡単に気づくと思いますが、同じJANコード(商品固有のコード)でも1袋のカタログ、2袋セットのカタログ、3袋セットの・・・と、様々なセット商品カタログがありますよね。

アマゾンの手数料は1回のトランザクション(会計)に対して割合で発生するものなので、1袋のASINで3回販売するのと、3袋セットのASINで1回販売するのでは、同じ3袋を販売したという実績なのに対して費用と手取りが大きく変わってきます。

今回はそのあたりの詳細を見ながら、より最適な販売方法について模索してみましょう。

アマゾン手数料は高額なほど低い割合になる

せどり転売リサーチを繰り返していると、感覚としてわかることがあります。

価格が安い商品は手数料割合が高くて利益にならない」ことを。

おおむね2,000円以下の商品の場合、仕入れ価格が著しく安い場合を除き、ほぼ利益が残りません。

逆に、価格が5,000円とか1万円とか、単価の高いものについては手数料割合が低いため、仕入れ価格がそれなりに高くても何とか利益を確保することが容易になります。

この数字の違いを意識することで、同じ商品を同じ点数販売しているのに、手元に残る利益が増えているという状態を作ることができるようになります。

 

アマゾン手数料を意識的に下げることで利益を上げる

商売の基本は、出ていく費用を抑えて、入ってくる利益を大きくすることです。

アマゾンせどり転売においては、アマゾンでの販売にかかる費用を極力下げることで、日々の利益を数十円、数百円とコツコツ上乗せしていくことができます。

FBAを利用したアマゾン販売では、上記のとおり有利な売り方、不利な売り方がありますので、それらを意識して出品していきましょう。

たとえば冒頭の事例を改めて整理しましょうか。

カロリミットという有名なサプリメントを事例に【1袋を合計3袋販売する】というケースを具体的に考えてみると、以下の3パターンの販売結果が想定されます。

1袋のASINで、3回購入される

1袋のASINで、一度に3袋購入される

3袋のASINで、1回購入される

では具体的に数字を見てみましょう。

カロリミット1袋はこちら

カート価格は1,500円なので、シミュレーターで見ると手残り額は1,123円です。

次に一度の複数個販売したときの手数料ですが、これはおおむね1袋販売した場合の3倍になりますので、1袋と同じです。

以前は複数個販売した場合には手数料の割引が適用されていましたが、2018年の手数料改定後からは複数個購入された際のメリットがなくなりました。

最後に3袋セットのカタログで1回販売した場合です。

カロリミット3袋セットはこちら

手数料を比較すると、出荷作業手数料が大幅に安くなってますね。

ただ、3袋セットのカート価格は1袋×3の価格よりも安く設定されているため、カロリミットに関しては手数料の差額分は織り込み済みになっている感じです。

もちろん今回の事例として取り挙げたカロリミット以外にも多数のセット販売商品はありますから、仕入れ前のリサーチ時点でセットASINがあるかどうかをチェックして、ランキングと手数料などをきちんと判断して、最適な売り方を考えていきましょう。

 

セット販売で利益率を上げるまとめ

ということで、今回はセット販売を通して手数料を下げつつ利益率を向上させる件についてまとめました。

カロリミットは3袋セットだけでも複数のASINがあったりして複雑だったりもしますが、見ていただいたとおり、セット販売のほうが明らかに出荷作業手数料が安いことはわかっていただけたかなと思います。

1件あたり数百円の差ですが、これが毎日数セット売れていくものであれば、1日で数千円、1ヶ月で数万円の違いは出てきます。

細かいところもしっかりとケアすることで、総利益を引き上げていきましょう。

それではまた。