本日15日、楽天マラソン最終日かつ一番利益が抜きやすい日なので朝からずっと仕入れしているリピスタ神です、こんにちは。
いやほんと、楽天ポイントを利益の源泉とするせどり転売スタイルはここ最近たくさんの人たちに浸透していて、「私もこれから始めます!」とか張り切った感じの人をたくさん見ます。
業界がこうして盛り上がれば有益な情報も拡散されやすくなるということで、大変に嬉しいことですね。
ただ、そのように意気揚々とアマゾンせどり転売にチャレンジしてわずか1ヶ月かそこらで挫折する人が続出している裏事情も実はあって、本日はそのあたりを深掘りしていきますね。
アマゾンが本腰を入れるアマゾン初心者セラーへの真贋調査
初心者アマゾンセラーにとって最も怖いのが、真贋調査と言われています。
真贋調査というのは、アマゾンセラー登録を済ませて販売を開始した人を対象に、アマゾン運営側が無作為に取扱商品をピックアップして
と、アマゾン運営側があなたに突きつける抜き打ち検査のことです。
もちろんセラー歴の長い人のところにも真贋調査がやってくることはありますが、突発的な真贋調査についてはきちんと論破することができますのでご安心を。
真贋調査は新規セラー全員に訪れる?
さて。
2019年後半あたりからか、僕の周囲でも初心者セラーさんが真贋調査に引っかかってセラー登録を解除(セラーアカウントBAN)されるケースが散見されてきました。
しかも、真贋BANの話って結構耳に入ってくる頻度も多くて、ほぼすべての新規セラーに調査が入っているのではないかいうレベル。
このような頻繁かつ厳しい調査が行われる背景には、過去に新規セラーが詐欺をやらかしてアマゾンの品位を下げた結果、アマゾン側としても新規セラーへの対応を重要視している姿勢を世間に見せる必要があり、また、詐欺を働く新規セラーを撲滅するという意思の表れだろうと考えられます。
もちろんあなたが正規品を扱っていれば真贋調査も問題なくクリアできるとは思いますが、たとえばヤフオクやメルカリなど個人売買で仕入れたものを販売している場合にはほぼアウト。即刻退場確定です。
楽天で購入したものでも、たとえばヤマダやジョーシンで仕入れた家電をアマゾンで販売しようと登録した商品に対して真贋調査が入った場合、セラーのあなたはヤマダやジョーシンで購入したという証拠のメールを送ることになりますが、それを受け取ったアマゾン運営は、
みたいな判定をされているというケースもあるとのこと。
ここで問題なのは、あなたが「問屋や卸」ではなく「小売店」から購入しているという点が問題視されているということ。
ですから、あなたが小売店であるならば、本来は問屋や卸から仕入れているはずであり、問屋や卸からの請求書(または納品書)があれば問題なく真贋調査はクリアできるということでもあります。
卸や問屋との取引では利益が取れない?
僕の物販仲間には問屋取引に強い人も多々いますが、そういう人たちは逆に楽天ポイントを利益の源泉とする楽天せどりには一切興味を持ちません。
遊び感覚で取り組む人はいますが、ほとんどが問屋とガチ取引してるので、ポイントとか無視で、一発数百万の仕入れをするのが日常になっている感じですね。
そして、アマゾンとしてはそういう取引をしているセラーのほうが安心であり、保証もしっかりしていて、顧客を守れる可能性が高いと判断しています。
まあ言われてみれば当然ですよね、僕もそういう安心安全なところから買いたいですから。
では、楽天ポイントせどりをやめて卸問屋取引をしましょうという流れになるのかというと、これまた様々な参入障壁があるので全員にお勧めできるものでもありません。
ましてやお小遣い感覚で毎月5万円~10万円稼げればいいという人も楽天ポイントせどり業界には多いし、楽天ルーマーはむしろ商品すら仕入れないでアフィリ報酬だけ稼ぎたい勢も多いですよね。
Twitter界隈では子育て主婦の小遣い稼ぎに片手間で3万円くらい稼げれば十分です!という声が多いという印象も強いです。
アマゾン販売の道が断たれた人はどうすべきか?
真贋調査は誰にでも届き、それが原因でセラーBANされることが多くなっている。
そして、その対策として王道の卸や問屋との取引も大がかりなものになって大変なので、お小遣い稼ぎ感覚の人には一切お勧めできない。
そんな状況が続いている2020年1月ですが、では、真贋BANを食らってアマゾンで販売することを諦めなければいけない人が選ぶべき次の一手は何か。
それが『楽天ポイントせどりからの買取屋流し』です。
楽天ポイントせどり×買取屋流し
さて前置きが相当長くなりましたが、今回の記事の本題はここからです。
僕自身は2015年から4つのセラーアカウントを平行に走らせながらアマゾンで販売を続けているので、ここまで初心者セラーに対して風当たりが強くなっていることをあまり感じていませんでした。
幸いなことに僕が指導しているコンサル生たちも真贋調査に引っかかることなく、無難にコツコツと販売を続けています。
とはいえ、2020年に入ってからTwitterを始め、周囲にとてもたくさんの真贋調査でアマゾンで販売できなくなっている人がいることを知り、これはもう2020年はアマゾンせどり転売一択では先行き怪しいなと感じるようになっているというのが正直なところ。
では、この問題を解決するにはどうしたらいいのか?
考えた結果、やはり一番簡単にシンプルに初心者がたどり着ける答えが、買取屋流しだったわけです。
誰が使い始めた言葉かわかりませんが(もしかしたら僕が作ったのかもですが)、本記事で使う『買取屋流し』という言葉の定義は、楽天やヤフショなどポイントを考慮して安く購入した商品を買取業者に売って利益を手にする手法のことを言います。
以前にも記事にしましたが、Twitter界隈では任天堂switchの買取屋への転売が人気すぎるので、もう誰もが知るところではありますよね。
今後の楽天ポイントせどりは「買取屋へ流して利益が残るかがリサーチの基準」になってくるのではないかと思うわけです。
なぜなら、買取屋に流せる商品だけを扱えば、
- メリ1.アマゾン真贋調査に怯える必要がない
- メリ2.現金化までが速くてクレカ利用も安心
- メリ3.ヤフオクやメルカリで売っても稼げる
- メリ4.現金書留を選択できる
といったメリットがあるからです。
もちろん買取屋流し限定で仕入れるデメリットもあり、
- デメ1.利益商品が限定される
- デメ2.買取価格の変動リスクがつきまとう
- デメ3.大型商品は発送の手間がエグい
- デメ4.期間限定ポイントの消化が問題になる
といった点も見逃せないポイントになってくるかなと思います。
ではもう少し長くなりますが、ひとつずつ深掘りしていきます。
メリット①:アマゾン真贋調査に怯える必要がない
「アマゾン真贋調査によるセラーアカウントBAN」に対する解決策として買取屋流しという選択を取るわけで、アマゾン真贋の心配が一切ない環境を作れるのは大きなメリットです。
また、真贋以外にも「販売プラットフォームとしてのアマゾン」に対する依存からも脱却することができるので、ある意味では完全に自由に売買できる状態、自身のショップを持つ状態に近いとも言えるでしょう。
とはいえ、買取屋流しは「買取屋が複数存在することによる買取競争状態で成立する商売」という側面もありますから、彼らが頑張ってくれなければ僕らは儲かりませんし、その奥には大国チャイナが控えているわけで、チャイナパワーがなくなってしまうと商売が成り立たなくなる可能性は否定できません。
メリット②:現金化までが速くてクレカ利用も安心
クレジットカード枠の現金化手段として買取屋流しをしている人がいるほど、楽天カードを使って現金を手に入れる最短最速の手段が買取屋流しです。
たとえば僕は以下にツイートしたとおり、
- 水曜に楽天で注文して
- 金曜の午前に商品が到着
- 金曜午後に買取屋に予約して発送
- 土曜に買取屋に到着
- 日曜の買取屋お休みを経て
- 火曜に買取完了と現金書留発送の連絡が届き
- 木曜日に書留が届いて現金ゲット
という感じで、最短1週間で楽天カードで仕入れた商品が現金として手元に戻ってくるという神業。神速。
この速さで現金化できれば、クレジットカードの支払いにも十分間に合いますし、手元資金がゼロでも稼げてしまいますよね。
いつも利用している買取屋さんから現金書留のお知らせ。金曜発送土曜到着水曜に現金が手元に届くという速攻の錬金術💰しかもメールでやり取りできるので遠方の人でも便利ですよ。月末のカード引き落としにも余裕で間に合いますね😌アマゾン転売だとこうはいかない。 pic.twitter.com/C2DtBVaHE0
— ジン@せどりで1億稼ぎマイルでハワイに毎年家族旅行する (@JinSedoken) January 14, 2020
ここで僕が最も強く主張したいのは、実は現金化のスピード以上に「注文から現金を手に入れるまで、僕は一切自宅から出ることなく、商品に触れることもなく、完全にオンラインのみで稼いでいる」という仕事への取り組み方です。
注文はスマホの楽天ROOM経由で行い、商品が届くのは代行倉庫です。LINEで「この商品が届くから速攻で開封して中身確認してね!」と連絡をしておいたら、2日後、すぐにダンボールを開けてくれて届いたよと通知を受けました。
商品到着の連絡を受けた後、事前に用意しておいた買取屋に提出する書類(買い取り申し込みフォームみたいなやつ)と免許証コピーの印刷を依頼して、買取商品と書類同封して発送するまで、実質およそ4時間くらいしかかかっていません。
その間に僕がやったことは、注文のクリック、代行倉庫への依頼のやり取りを少々。時間にして30分くらいでしょうか。しかもスマホ1台で完結します。
今回はAirPodsを12台売って1台あたり2,000円くらいの利益だったので、2.4万円ゲット。時給は5万円近いです。
せどりで稼いだマイルを使って無料でビジネスクラスに乗ってハワイに行き、ワイキキのビーチで遊んでいるときにスマホでチョイチョイと仕事して数万円稼ぐみたいなライフスタイルを実践している人間が、今、あなたの目の前にいます。
この現実をどう捉えますか?
メリット③:ヤフオクやメルカリで売っても稼げる
仮に仕入れた商品が買取屋に流せない状況になったとしても、仕入れる商品の多くは世間的にもニーズが高い人気商品です。
たとえばアップルのAirPodsは買取屋に流せば利益が出ますが、ヤフオクやメルカリで販売してもほぼ同額近い利益が残ります。(各自シミュレーションしてみてください。)
当然ライバルも多く売れるスピードも遅いので買取業者には負けますが、在庫リスクがほぼないという安心感は相当大きいです。
人気商品だけに限定して縦積みすれば、在庫リスクもなく、安心して取り組むことができます。
メリット④現金書留を選択できる
あえて別枠で現金書留に触れたのには理由があって、先ほどクレカのショッピング枠の現金化について指摘しましたが、そういった理由以外にも銀行通帳に記録が残らない書留で現金を手にできるメリットを感じる人がいるのも事実なんですよね。
俗に言う、裏金ですよね。聞こえは怪しいですが、こういう取引は世間ではしょっちゅう行われていることです。
わかりやすい事例でいうと、法人で贈答用にギフトカードを買って経費で落としておいて、そのギフトカードは金券ショップで換金して社長の愛人に貢ぐみたいなね。
買取業者側も、法人の場合には銀行振り込みしか選択できないようにしている場合もありますが、個人であれば振り込みでも書留でも選択することができます。少なくとも僕が使ってるところは常に現金書留にしてくれます。
MNPで大量のiPhoneを買取屋に流して100万ゲットみたいな人もたくさんいて、そういう場合も現金書留であれば銀行に履歴が残ることもなく、税務調査が入ったときに指摘されることがありません。
デメリット①:利益商品が限定される
では次にデメリット4つです。
まずは買取屋流しは基本的にアマゾンで販売して残る利益に比べて薄くなりがちなので、仕入れられる商品に制限がかかるという部分はあります。
たとえば、とあるスマホを買取屋に流すと11,000円、でもアマゾンで売ると13,000円みたいなケースは多いですね。
この差額をどう捉えるかですが、
- アマゾンFBAへの納品作業手間
- 確実に現金が手に入るスピード
- 真贋調査が入るリスク
- 開封後に返品されるリスク
- すり替え詐欺に遭遇するリスク
- アマゾン相場の値下がりリスク
- いつ購入されるかわからない時間的リスク
こういった様々なメリットとリスクとのトレードオフと考えれば、1点あたり2,000円は妥当なところと考えることもできそうです。
デメリット②:買取価格の変動リスクがつきまとう
次に大きいと感じるのが、買取屋の買取価格相場が変動するリスクですね。
これはもう僕らにはどうすることもできないので受け入れるほかありませんが、たとえば任天堂switchは1日で500円~1,000円の変動は当たり前です。
とはいえ、上がるときもあれば下がるときもあるので、一概に変動が悪いというわけではありません。
買取屋に流す商品は基本的に高単価になるので、買取業者がさらに流す先の中国側のニーズによっては変動も大きくなりがちですね。
デメリット③:大型商品は発送の手間がエグい
つい最近の事例でいうと、テレビに接続する大型スピーカーが利益の取れる商品ということでTwitter界隈では話題になりましたが、実際に商品が到着してみると商品が大きすぎて草みたいなツイートをする人が続出しましたね。
ヤマハのサウンドシステム
デカいとは聞いてて覚悟してたんですが…箱に伝票直張り(^^;
えーっと…
これどーやって2個送ったらいいですかね?(^^;( ゚д゚)オ…マイガー… pic.twitter.com/tLLnnNw2mu
— まかろん菜奈@楽天ROOMとせどりとポイ活OL (@macaronnanami) January 10, 2020
僕はアマゾン転売でそういう経験を多々しているので、買取屋に流す商品は大きくてもswitch程度のもの、できればswitchでもライトのほうや、スマホ、AirPodsといったパッケージが小さめのものを意識的に選んでいます。
家電系ではブルーレイレコーダーあたりも利益が残りやすい商品が多いですが、やはりちょっと大きめになるので少々の覚悟は必要ですね。
🌈人気『DVDレコーダー』✌️高価買取中✌️#パナソニック
DMR-BRW1060🔥32,500円
DMR-BRT1060🔥36,000円
DMR-BCW1060🔥33,000円#東芝
DBR-W1009🔥29,000円
DBR-M3009🔥60,000円#シャープ
2B-C10BW1🔥31,500円▼相場の変動は要チェック▼https://t.co/RFhhTVrCms#買取 #in秋葉原🐻 pic.twitter.com/Zmkhox7pvn
— トゥインクルモバイル (@twinklemobile1) December 25, 2019
デメリット④:期間限定ポイントの消化が問題になる
最後に一番重要な点を指摘しておきますが、SPU、キャンペーン、クーポンなどを駆使して楽天ポイントを利益の源泉とする楽天ポイントせどりを繰り返していくと、どうしても一気に消化できない楽天ポイントが貯まりがちです。
ポイント消化できないなーと感じる場合には、先人たちがブログやツイッターで有効な使い道を提案してくれているので「楽天ポイント 使い道」などでググればアイデアはたくさん拾えることでしょう。
ちなみに現時点で↓のように各アカウントごとに10万Pくらいずつありますね。あと4アカは別の人間が管理してますが、総額120万円分くらい。
また、1アカ2アカ程度で動いている分には良いかもですが、僕のように10アカを超える複数運用となると、どうしても私生活では使い切れないほどのポイントが貯まっていきます。ほんともうこれはやばい。
そして、特に期間限定ポイントは何らかの形で現金化しないと本当の意味で利益になりませんし、仕入れしすぎている場合には買取屋に流して手に入れた現金だけではクレカ払いに対応できないケースも出てきます。
ポイントの現金化は必須の知識になってくると思いますので、ぜひポイントせどりを行っている人は本腰入れて勉強してみてください。
真贋調査に巻けたら買取屋流しを始めよう
長文読解、お疲れさまでした。笑
ということで、本日のまとめです。
アマゾンが積極的に新規セラーに対して真贋調査を実施している昨今、いよいよアマゾンせどり転売の先行き雲行きが怪しくなってきましたので、これから安心してお小遣い稼ぎをしたいなら、楽天仕入れ→アマゾン販売ではなく、楽天仕入れ→買取屋流しを推奨しますよ、というお話でした。
お小遣い稼ぎ感覚で毎月5万円くらい稼げればいいかなという人には、やはり買取屋流しがお勧めになってくるかなと思います。
とはいえ買取屋流しにもデメリットやリスクはありますから、事前にそれらを踏まえて実行したいところです。
当初の想定より商品の受け取りや買取屋への発送手間なんかもかかってくるでしょうし、買取屋への発送手続きが面倒で後回しにしてたら相場が下落して損したとか、今は見えていない買取屋への配送コストや買取価格のリスクもありますから、最終的にどれだけ手元に残るかはやっていないとわからない部分があるのも確かです。
また、本業としてしっかりせどり転売と向き合っていきたいならアマゾンでの販売は避けて通れないことですから、そこから逃げることなく取り組んでいただきたいなと思いますし、僕はそういう人を応援したいので、いつでも質問してくれて構いません。
そんなわけで、今回の記事を読んで何か有益なことに気づけたでしょうか?
自分はこれからどっちの方向に進んでいけばハッピーになれるかな?ということを、改めて立ち止まって考えるきっかけになれば嬉しいです。
ではまた、リピスタ神でした。