第3子の子育て中で、毎日抱っこしながらパソコンいじったり、家事をしているリピスタ神です、こんにちは。
最近はこうやって0歳児を前に抱えて仕入れしたりブログを書いたりしております
さすがに納品関係は抱っこしながらは無理だけど、子育て中でも自宅から一歩も出ないでスマホやパソコンで仕事ができるってのは本当に幸せな環境だなと
日本全国の子育てせどらーさん、頑張っていきましょう😆 pic.twitter.com/EmeCrSeFuo
— ジン@せどりで1億稼ぎマイルでハワイに毎年家族旅行する (@JinSedoken) May 21, 2020
こういう感じで子育てしながら自宅で仕事をしている方も多いと思いますが、最近のマイブームは「音声学習」です。
学習というと大げさですが、要するに耳からインプットする機会が増えているんですよね。
子どもを抱きながら、ミルクをあげながら、洗濯物をたたみながら、料理をしながら、いつでも耳はあいているので耳から情報を取り込むのが大変便利です。
エンタメ系のラジオではなく、どちらかとうとビジネス系のラジオという感じで、たとえばビジネス書の要約をしてくれているYouTubeチャンネルとか、マーケティングや自己啓発系のラジオ、あとはVoicyというスマホアプリとか。
でも残念ながら、耳から学べる「せどり転売系ラジオ」ってないんですよね。
皆さん色々なせどり系のノウハウを詳しく資料と共に解説してくれているんですが、映像を見ながらじゃないとわからないというのと、一人で解説しているものが多いので、せどらー同士の生の声みたいな飲み会のノリで話している会話を耳で聞き流せるようなチャンネルがないので、自分で作ろうかと思っています。
ということで今回は、最近ツイッターで注目された「アマゾン返品詐欺」についてコメントしてみたいと思います。
アマゾンFBAは良くも悪くも自由に返品できる環境になっている
アマゾンで販売しているセラーの多くは、おそらくアマゾンのヘビーユーザーでもあろうと思います。
僕も毎月数回アマゾンで買い物しますし、楽天やヤフショで安く買えるもの以外、特に中華輸入系の安い商品はアマゾンで買うのが当たり前みたいな感じですね。
今回の詐欺ネタは、そんな中国輸入系商品が狙われた事件でした。
oem商品リリース後2週間で計8件抜き取り返品されました。
うち4件には髑髏のリングが入っており、イヤーカフが入っていた、ピアスが入っていた、中身が無かったと言われました。全く接点のない購入者同士口裏を合わせたような返品理由だったから悪質コンサルでも流行ってるんだと思ったら案の定。 https://t.co/Apc1d4skqm pic.twitter.com/HORZAFLZ9O— いけろぐ@物販&アフィリA8ブラック主婦 (@ikelogue) May 22, 2020
よくわからないという人に時系列で説明すると、
- 詐欺師購入者がメルカリで(アマゾンで購入できる)中国輸入系商材を販売
- メルカリで売れる(発送予定を5日後くらいに設定しておく)
- 詐欺師がアマゾンで購入
- 商品を抜き、メルカリ購入者に発送
- アマゾンに「中身が説明と違う」などと言って適当なものを返品
- 販売者が大損こく
となります。
要するに、詐欺師はアマゾンの「何でも自由に返品できてしまう制度」を悪用し、中国輸入系セラーの商品を盗み、メルカリで売って稼ぐという詐欺ですね。
そしてもっと悪質なのが、どうやらそういった詐欺手法をお金を取って教えている人がいるという事実。
誹謗中傷は悪質だけど、詐欺を教えるのはもっと悪質だ
ツイッターには様々なアカウントがあって、せどり転売界隈には誹謗中傷をする人たちもそれなりにいるようですが、僕はあまりそういう人たちに絡んでいこうとは思わないし、関わらないようにしています。
とはいえ、今回のような件は見過ごすわけにはいかないですよね。
実際に僕もすり替え詐欺被害に遭ったことはありますし、アマゾンの返品制度を悪用して詐欺をする人たちが無数に存在するという事実を見て見ぬふりはできません。
ただ、その詐欺師たちを追い込むとか警察沙汰にするとかそういうのも現実的ではなくて、アマゾン側にクレームを言ったところでせいぜいそのアカウントを停止する程度です。
詐欺師たちは自分たちが悪いことをしているのはわかっているし、そんなこと大前提で動いていますから、間違いなく適当なIPを使い適当な個人情報を用いて商品を購入し、返品しまくっているはずです。
では、僕らアマゾンを主戦場として活動するセラーは、こういう事案に対してどのように対処すべきなのでしょうか。
アマゾン返品詐欺対策
上記のような返品詐欺をする人は、おそらくアマゾン購入者の1%にも満たないでしょう。
だからアマゾンにシステム改善を依頼したところで彼らは特に何もしないし、アマゾンのシステム・仕組みに不満があるならアマゾンで商品売らなきゃいいじゃんくらいに言われそうです。
僕らせどらーはこのような大前提があるということを踏まえたうえでアマゾンで販売していく必要があり、それなりに対策を講じていかなくてはなりません。
その方法論として、現役セラーである僕がやっていることをいくつかまとめてみます。
詐欺対策①:高額商品は自己発送で売る
上記の詐欺は中国輸入系の商材で、おそらく数千円レベルのものだとは思いますが、返品制度を利用したすり替え詐欺の多くは高額な家電系商材で実行されています。
たとえばスマホ、たとえばゲーム機、たとえばAirPodsなどのアップル製品です。
返品すり替え詐欺の対策として最も効果的なのは、自己発送にすることです。
FBAの場合はどんな理由であれアマゾンが自動的に返品を許容し、全額購入者に戻されますが、自己発送の場合にはセラーである自分自身と購入者が事前にチャットのやり取りをしたうえで最終的に返品を受領するのか、一部返金とするのかといった判断ができるので、詐欺師たちは狙ってきません。
FBAのほうが売れ行きが良いのは間違いありませんが、高額商品を販売する際には返品詐欺に対抗するため、自己発送で販売しましょう。
詐欺対策②:単価の安いものだけ販売する
僕自身は平均単価4,000円前後のものをメインに販売しているので最近はすり替え詐欺の被害も滅多にありませんが、それでも稀に3万円前後の家電を販売すると数十件に1件、返品が生じます。
で、自宅にそれを戻して中身を確認するとだいたいすり替えられていて汚い中古品が入っている、と。
この場合、返品を食らった商品の被害額は新品を販売して得られる利益5個~10個分に相当するため、それまでに得た利益がパーになるんですよね。
この割合が多くなればなるほど、せどりでアマゾンFBAを利用するメリットが薄れていくことになります。
高額なものほど返品詐欺を食らう割合が高くなる傾向があり、結果、僕は今のスタイルに落ち着きました。
詐欺対策③:コンビニ払いなどをすべて拒否する
詐欺の多くはクレジットカード払い以外の支払い方法(コンビニ決済、コンビニ受け取り、代引きなど)で実行されます。
僕自身、過去にどういった支払い手段で注文されているかの統計データをまとめたことがありますが、90%以上がクレジットカード(またはアマゾンギフト)による支払いで、コンビニや代引きはほとんどありませんでした。
ここから導かれる答えは、コンビニ決済と代引きを使えないようにしたところで、売上はほぼ変わらないという事実です。
よって、詐欺を助長することになるコンビニ決済や代引きは使えないようにするのが良いでしょう。
詐欺対策④:詐欺師に断固たる態度を意思を示す
セラーによっては、返品詐欺を食らう可能性が高い商品に対して記録を取り、証拠をもってアマゾンと交渉して返品を受けた商品に対して補てんを勝ち取っているケースがあるようです。
Amazonセラーも大変ね。 pic.twitter.com/Nl9mvwmkqL
— Jun Shimada (@shimajiro) May 23, 2020
さすがにここまでやるには時間も労力もかかるので販売商品全部に実行するのは難しいかと思いますが、特に返品詐欺を食らう可能性が高い高額品にだけ実際に記録を取り証拠を残したり、購入者に対して返品詐欺したら警察に訴えてやるからな!という姿勢を示すことは詐欺の抑止につながるかなとは思います。
詐欺を抑止する方法を理解して自己防衛しよう
ということで、今回はアマゾンの返品制度を利用した詐欺の話題から、自分の商品を悪質購入者から守る方法について解説しました。
僕はもう高額商材をあまり扱わなくなっているので返品詐欺を食らうケースは極端に低くなり、たまに返品があってもそれらはだいたい期限管理商品のためアマゾンから補てんされることが多く、実害は非常に小さな状態になっています。
詐欺購入者から身を守り、快適なセラーライフを送りましょう。
ではまた、リピスタ神でした。