陸マイラーの活動を一切しないで毎年50万マイル以上貯めているリピスタ神です、こんにちは。
航空系ステータスとしては、JGCとSFCを持っています。SPGアメックスも保有しているのでマリオットボンヴォイもゴールドです。
そして先日、以下のツイートをしましてそれなりの人数から反響がありました。
実はせどり転売をやっていて一番恩恵を受けているのはカード払いによるマイレージです。僕はセゾンマイレージプラスカードを使って毎月200万円近く仕入れますが、それだけで1ヶ月3万マイル→12ヶ月36万マイル。ハワイ往復ビジネスクラスが9万マイルなので4人家族で毎年ビジネスクラスでハワイ確定。 pic.twitter.com/BlD8pmy5kk
— ジン@せどりで1億稼ぎマイルでハワイに毎年家族旅行する (@JinSedoken) January 2, 2020
さらに、せどりでマイルを稼ぐという記事も書いたのですが、複数の人からもっと具体的にせどりでマイルを稼ぐという部分を掘り下げてほしいというDMが届いたんですよね。
一般的に、陸マイラーと言えばハピタスやモッピーなどのポイントサイトを使ってコツコツ貯めたポイントをマイルに交換したり、各種クレジットカードをブログで紹介しつつ紹介制度による報酬を稼いだりしていますが、僕自身はそういう活動は一切していません。
僕は純粋に、クレジットカードを年間数千万円利用することで、クレカのマイル還元だけで年間50万マイルを稼ぎだしています。
今日と明日で、僕がどのようにしてその環境を構築し、それを継続しているのかをじっくりと解説していきますので、明日の記事もお見逃しなく。
複数のカードでバックアップ体制を作る
まずは50万マイルを稼いでいるクレジットカードですが、僕は主に以下の4つのカードを利用しています。
- セゾンマイレージプラスプラチナ
- JALカードゴールド(JGCステータス)
- ANAカードゴールド(SFCステータス)
- SPGアメックス(MarriottBonvoyゴールド)
セゾンマイレージプラスプラチナ
メインカードです。電気水道スマホセキュリティネットフリックス保険などなど、ありとあらゆる支払いに利用しています。
マイレージプラスカードで決済すると、ユナイテッド航空のマイルが1,000円利用につき15マイル貯まります。
って思った方、はい、正解です。
もうこれだけでJALやANAに比べて1.5倍速くマイルが貯まる状態を作ることができます。とてもシンプルです。
また、これまでに僕のマイレージの稼ぎ方を教えた方々からは、ほぼ必ず以下の質問をもらいました。
これは情報発信側の常識なんですが、アメックスは営業さんがガチガチにインフルエンサー(情報発信者)と組んで活動しているので、他のカード会社に比べて紹介制度が充実していて、情報発信する側にとっては紹介アフィリエイトで稼ぎやすいんです。
紹介する側も、アフィリエイト報酬が多いものを積極的に申し込みしてほしいわけですから、そりゃアメックスを優先的に紹介しますよね。
ちなみに僕の知るところでは、1人紹介すると5万円~10万円くらいもらえるみたいです。さらにポイントという形でボーナスが付与されたりしますから、もう紹介者側としてはおいしすぎる案件なんですよね。
でも僕自身は、アメックスを紹介して得られる利益以上に、今後あなたがせどりでマイレージを貯めて毎年海外に家族旅行に行けるように、最短距離でゴールにたどり着ける方法をお伝えしたい気持ちが強いので、マイレージプラスプラチナを激推ししているわけですよ。
これだけ推薦してても、僕の手元には一銭もアフィリ報酬とか入らないしw
あ、できればカード作るときにはポイントサイト経由がいいですよ。少しでもポイント貯まりますからね。
いまだと、ポイントインカム、ちょびリッチ、ECナビあたりで2万円還元キャンペーンされてますので、カード申し込みしたい人はチェックしてみてください。
JALカード
JALカードを保有する目的は2つ。
- マイレージプラスプラチナの限度額が500万円なので、仕入れに足りない資金を補うため
- JALの上級ステータスであるJGCを維持するため
JALカードでは100円につき1マイル貯まりますが、僕は仕入れに毎月50万円~100万円ほど毎月利用しているのでJALマイルもコツコツと貯まっていきます。
主な使い方については明日詳しく説明していきます。
ANAカード
ステータス維持のためにカードを保有している点はJALと同じ、またクレカ枠は仕入れに使うという点もJALとまったく同じですね。
ただ、こちらは限度額が150万円とちょっと小さめなので使い勝手は悪いです。僕の個人的な信用が問題なのかもですが。笑
スタアラはUAを優先して貯めているので、どちらかというとANAはサブ的な位置づけのカードですね。
SPGアメックス
SPGアメックスはマリオットホテルグループのゴールドステータスが自動付与されるカードで、海外旅行が大好きな人には特におすすめしたいカードのひとつですね。
通常のアメックスだと買い物した際に得られるのは各種マイルに交換できるアメックスポイントになりますが、SPGアメックスはマリオットホテル系列のポイントが貯まる仕組みです。
マイレージとはちょっとニュアンスが違うので今回はあまり触れませんが、アメックスは実質的に「利用限度額の制限がない」カードになるため、仕入れ用という意味では非常に使い勝手の良いカードかなと思います。
こちらはポイントサイト経由よりも紹介制度を使って申し込んだほうがお得になるので、SPGアメックスを作りたいという人は声かけてくださいね。ご紹介します。
毎月50万マイルを貯めるためのカードまとめ
ということで中まとめですが、マイレージを効率的に貯めていくために僕が使っているカードは、マイレージプラスプラチナ、JALカード、ANAカード、そしてSPGアメックスでした。
では次に、各クレジットカードのルールといくら使うとどれくらいのマイルが貯まるのかをイメージしやすく数字を用いて説明していきます。
基本は1点集中、バックアップでサブカードを使う
僕がマイルを貯めている手法は、クレジットカードで大量の商品を仕入れて、それら商品を販売して収益を上げながら、ビジネスのおまけとしてマイルも稼いでしまうというものです。
当然ながら、ビジネスですから多少なりの利益を追求しなければなりません。少なくとも自分と家族が食えるだけは利益を出さないとですよね。
とはいうものの、僕自身はせどり転売の裏テーマとして、いかに効率良くマイレージを貯めて毎年無料で家族旅行できるかというチャレンジもしていますので、極端な話、クレジットカードで支払った分がまるまる戻ってきてくれれば、最悪問題ないという心構えで取り組んでいます。
なお、2020年に入ってからポイントに対する課税のあり方については話題になってきていますが、マイレージについてはあくまでもクレジットカードの利用を促すためのカード会社からのボーナスであり、そこには一切課税される余地はありません。
航空系マイレージはエコノミークラスよりもビジネスクラスを使うことで還元率を最大化させることができますので、そのあたりも踏まえて考えていくことにしましょう。
それでは、僕のせどり×マイレージ戦略の具体的手順をお伝えする前に、各クレジットカードとマイルのルールについて知っておいていただきたい内容を厳選してまとめてみたいと思います。
マイレージプラスプラチナで貯まるマイルと特典航空券
少し前に言及しましたが、マイレージプラスプラチナでは1,000円の利用につき15マイルが貯まります。
これはJALやANAの100円で1マイル貯まるという条件に比べて1.5倍ですから、明らかにマイルが貯まりやすいということになります。
100円で1.5マイルですから、仮に1マイル1円と考えた場合、この時点の還元率は1.5倍となりますね。楽天カードやヤフーカードは1%ポイント還元ですから、この時点で1%還元型のカードよりも有利な条件だということが言えそうです。
では次に、ユナイテッドのウェブサイトで現時点のバンコク行き航空券をチェックした画像を見てください。
2020年11月1日で確認しました。(バンコクの旅行シーズンです。)
ユナイテッド航空は東京バンコク間には就航していませんが、スターアライアンス系のANAやタイ航空などが飛んでいるので、UAでこの路線を見るとANA、タイ航空、アシアナ、エアチャイナあたりが表示されてきます。比較的いつでも座席に余裕もあるので、ハワイ路線に比べてマイルで取りやすい超優秀な路線です。
必要マイレージは片道で45,000、往復90,000。もちろんビジネスクラスですよ。
↑画像には出してませんが、マイレージプラスで特典航空券を出そうとするとANA国内線も含めて同じマイルで飛ぶことができますので、特に地方在住の方には国内線が実質タダでついてくるので非常に有利な設定ですね。
上記の説明ではバンコクへの海外旅行を事例として出していますが、マイレージプラスを利用してANA国内線を予約することもできます。(1年程度先までOK)
しかもですよ、青森-大阪-沖縄を飛ぶ場合、ANAマイルで交換すると2区間の往復分マイレージを消費する必要があるのですが、マイレージプラスの場合は国際線の延長という仕組みのためか、一気通貫でANAよりも少ないマイレージで予約することができてしまいます。
↑画像はマイレージプラスで青森沖縄を取る場合。片道8K(8,000)です。
これに対してANAはどうかというと(シーズンにもよりますが)、ハイシーズンだと青森伊丹の往復で18,000、伊丹沖縄でその倍だから合計36,000マイル。
うん、高い。
これでどれだけマイレージプラスが優れているかがおわかりいただけたでしょうか。
ユナイテッドのマイルだけで年間50万マイル貯めようとすると、まず1ヶ月に貯めるマイルは、500,000÷12ヶ月=41,700くらい。
1,000円で15マイル貯まるので、41,700÷15×1,000=278万円。
毎月278万円、年間にして3336万円消費すれば年間50万マイル貯めることができそうです。わりといけそうな気もする。
しかしですよ、僕が持つマイレージプラスプラチナの限度額は500万円ですから、どう転んでも毎月278万円を使い続けるというのは不可能です。
継続的に支払いが続く中で毎月1回の請求を待つというルーチンを回すために、カード枠の半分以上を1ヶ月で使ってしまうと銀行引き落としを待っている期間に利用枠が足りなくなってしまいます。
ということで、やはりいいとこ毎月200万円くらい使うというのが合理的かなと思います。
JALカードで貯まるマイルと特典航空券
マイレージプラスプラチナのお得すぎる情報を見てしまった後ではJALの影も薄くなってしまうかと思いますが、意外とJALはJALで使い勝手が良いので詳細まとめていきますね。
まずJALカードを持つ大前提としては、JGCステータスを維持するという目的があります。
逆に言うと、JGCステータスとかどうでもいいという人は、JALカードを持たなくてもOK。有効期限のないポイントを貯めていけるアメックスのほうがむしろ良いかもしれません。
また、地方在住者の中には「自分の住むエリアにある空港はJALしか就航してない…」みたいな人もいるでしょうから、そのあたりは各自で調整していただければいいのかなと。
僕の場合、1年に1度は資産運用関連で香港に行く必要があるのでキャセイやJALを使っているというのも、JALカードを持っている理由のひとつでしょうか。
行きたい国と航空会社の路線も人それぞれ好みが出てくると思うので、そのあたりも意思決定要素のひとつとして考えておくと良いでしょう。
JALカードのマイレージ獲得ルールは非常にシンプルで、100円につき1マイルが基本になります。
JALの特約店では100円で2マイル貯まりますが、正直あまり意識して特約店を使ったりはしていませんので、気づいたら2倍だったくらいの感覚です。(ガソリンは基本ENEOSでJALカードを使うようにはしています。)
詳しくはJAL公式の特約店一覧を確認してみてください。
JALだけで年間50万マイル貯めようとすると、年間5,000万円、月間416万円使わなければいけませんから、これはもう非現実的と言わざるを得ません。
限度枠も足りないし、JALマイルの3年有効期間縛りもあったりと、メインのマイルとしては使いづらいかなという印象ですね。
わかりやすい比較となるようにUAマイルと同じ日程で東京バンコクのデータを出してみましたが、こちらはビジネスクラス片道4万マイル、マイレージプラスより5,000マイルお得でした。
獲得率に1.5倍の開きがあるという事実を踏まえると、マイレージプラスで片道45,000マイルならばJALやANAは30,000であるべきです。
でもJALは4万マイル必要ということですから、ちょっと率が悪いかなという印象ですね。
ただし、JALマイルについては相場変動制というか、座席のニーズに合わせて必要マイレージが変わる仕組みを採用しているので、夏休みのハワイビジネスクラスとかアホほど高いですが、閑散期の平日狙いなら比較的少ないマイルで往復できてしまうというメリットもあります。
日程次第ではマイレージプラスよりも有利というケースは出てきそうです。
ANAカードで貯まるマイルと特典航空券
では最後にANAカードです。ちょっと長くて疲れますね、すいません。
ANAはUAと同じスターアライアンスグループなのですが、結論から言えば、僕自身はANAよりもマイレージプラスに集中してマイルを貯めたほうがお得だと感じています。
もちろんポイントサイト利用の陸マイラーの人たちは好んでANAマイルを貯めていることも知っていますし、ANAが優れた航空会社ということも重々承知しています。
それでも僕はマイレージプラスプラチナカードを積極的に使うのです。
なぜなら、マイレージプラスならANAのビジネスクラスにも普通に乗れてしまうからですね。
先ほど東京バンコク線の画像を出しましたが、↓の画像も見てください。
運航会社ANA、そして機材は「ボーイング787-10ドリームライナー」と書かれていますよね?
そう、マイレージプラスでビジネスクラスを予約しても、ANAの最新鋭機に普通に乗れてしまうわけなんです。
では、タイ航空のA380はどうか?
当然、成田バンコクのA380を指定してビジネスクラスに乗ることもできちゃいます。
機材の指定まで話が進むとちょっとオタクっぽい方向になってしまうので話を戻しますが、とにかくANAとUAを比較すると、これまで様々角度から比較してきたように、明らかにUAのマイレージプラスがあらゆる面で優れているのがわかっていただけると思います。
ちなみに近い日程でANAマイルを使った特典航空券の予約を試してみたところ、↓なんと片道6万円と出てきました。お話になりません…
他の2カードに比べて圧倒的に不利に見えるANAカード。
では、なぜ僕がANAカードを持っているのかですが、これはシンプルにステータス維持のためです。JGCと同じようにANAのSFCステータスを維持するためにはクレジットカードを持ち続けなければいけないんですよね。そして、仕入れ予算確保のためという意味も当然あります。
僕はアメリカとタイが好きで頻繁に行くのですが、これらの国に行く際にはスターアライアンスのほうが利便性が高いということもありますし、一人の時はエコノミーも使いますので、エコノミー利用時でもラウンジを使えるのでステータスを持っておくというのは海外旅行を頻繁にする人にとってとても重宝するアイテムであることは誰もが認めるところでしょう。
ファストレーンに並べる、優先搭乗できる、キャンセル待ちが優先される、ラウンジに入れる、年に1度か2度の海外旅行時にのみ諸々の特典を受けるためだけに数万円の年会費を払うのはちょっと高い気はしますが、僕の場合は毎月ほぼフルパワーでクレジット枠を回しているので、特に年会費が高いと感じたことはありません。
年間50万マイルを稼ぎ毎年家族でハワイ旅行する方法~前半終了
クレジットカードとマイレージの整理をしただけで文字数が多くなってしまったので、今回はとりあえずここで小休止。
明日はより具体的にどのようにして毎月数百万円という支払いをしてクレジットカードの利用だけでマイルを貯めていくのかを徹底解説していきたいと思います。
リスクの高いことは僕も大嫌いですし、危険な話を渡ってまでマイルを貯めたいとは思いません。
誰にでもできる簡単な仕組みを作り、誰でも年間50万マイルが貯められる方法とその理論について、明日、詳細を解説していきますね。
とにかく今日覚えてほしいことは、ユナイテッドのマイレージプラスが控えめにいって神、という事実です。笑
ではまた、リピスタ神でした。