リピスタ神です、こんにちは。
今日はそんな僕の経験を踏まえて、なぜドラッグストアカテゴリがせどり転売に向いているのか、なぜ僕が主にドラッグストアカテゴリだけで月商1,000万円も売り上げを作ることができているのか、その主な理由についてまとめてみたいと思います。
ゲーム機せどり転売をしていた僕がドラッグストアに鞍替えした理由
せどり転売をスタートさせた2015年、最初は主に高単価のゲーム機(WiiUやPSVITAなど)をせどり転売していました。利益率も良く、店舗を回れば回るほど利益が増えていった記憶があります。
またその頃はゲーム機だけではなく、単価の高いiPadなどのタブレット端末、プリンタ、家電など、何でも積極的に仕入れては転売を繰り返す日々でした。
では、なぜ順調に見えたゲーム機などの高額商品のせどり転売をやめてしまったのか。
その理由は主に2つあります。
1つは、店舗仕入れに限界が見えていたこと。
もう1つは、詐欺被害にあったこと、です。
店舗仕入れは地域格差が激しい
店舗仕入れに限界が見えた大きな理由は、僕が田舎に住んでいたからです。
都会に比べて田舎は店舗数が極端に少なく、ライバル店舗がないから値引きも渋い、都会に住んでいれば使えるノウハウも、田舎の店舗では適用できないなんてことも多々ありました。(他店のレシートを見せて値下げしてもらうとかね。)
また、田舎の店舗回りは車での移動距離も長く、体力的にもシンドかったという理由もあります。
毎日のように店舗を回って商品を回収して、という生活は若いうちならできるかもしれませんが、自分が50歳になったらできるのかと言われると、たぶん続けられないだろうという気持ちもありましたし、そもそもそういうライフスタイルを目指していたわけではなかったからです。
詐欺被害は突然やってくる
もうひとつ、ゲーム機やiPadなど、1点が高額な商品によく起こるのが「すり替え詐欺」です。
詐欺師は、僕らセラーがFBA納品している新品を購入して、手元に到着後すぐに中古のものと入れ替え、中古が入ったものを返品するだけ。
こんな古典的な詐欺も、数年前はいくらでも通用していました。
たとえば任天堂スイッチとゲームソフトを購入し、1ヶ月遊び、その後返品。それを永遠に繰り返すなんてこともできるのがアマゾンFBAです。
すり替え詐欺については、今では抑制策が講じられているため被害に遭うケースも少なくなっていると聞きますが、それでも2019年の今現在でも起こっています。
3万円の商品を売って利益3,000円だったとして、このようにして詐欺られてしまうと1詐欺に対して10個売らないと元が取れません。こう考えると影響は大きいと言わざるを得ません。
すり替え詐欺は自分がFBA納品する商品のシリアルナンバーを保管しておくなどで抑制できますが、それも完全ではなく、セラー側が泣き寝入りするケースもたくさんあります。
高額なゲーム機や家電には、常に「すり替え詐欺問題」がつきまとうのです。
メインの取り扱い商品をドラッグストアカテゴリに切り替えた理由
前振りはこれくらいにして、本日の本題です。
高額商品で散々な目にあった僕は、それまで店舗回りしてゲーム機などを回収していたスタイルを徐々に電脳一本に切り替えていきました。
僕が狙いを定めたのは、当時「ヘルビ(ヘルス&ビューティ)」と呼ばれていたカテゴリで、今は「ドラッグストア」と呼ばれています。
取り扱い商品の多くをドラッグストアカテゴリにした理由は、以下の7つです。
- 低単価商品が多いため資金が少なくても始められる
- 購入個数を制限されることが少ない
- 賞味(消費)期限があるためリピートしやすい
- 高回転商品が多いため値下げ競争になりにくい
- コピー品に騙される可能性が低い
- すり替え詐欺にあう可能性が低い
- 品規制される可能性が低い
ひとつずつ細かく見ていきましょう。
低単価商品が多いため資金が少なくても始められる
ドラッグストアカテゴリの商品は、多くが5,000円以下です。1万円を超えるものは稀と言っていいでしょう。
ですから、仕入れ資金も小さくスタートすることができますし、最悪仕入れに失敗してもすぐに損切りして次に行くことができます。
単価が小さければ損も小さく済みますからね。
購入個数を制限されることが少ない
【1店舗1人1つ購入できる】みたいな商品の場合は、何度も別の店に足を運んで仕入れる必要があるわけですが、ドラッグストア商品にはそういう制限がかかる商品はほとんどありません。
稀にテレビや雑誌などで芸能人が火をつける商品(「もち麦」とか「おからパウダー」とか)が出てくる場合は別ですが、一般的には購入個数を制限されるようなものはほぼないですね。
賞味(消費)期限があるためリピートしやすい
衣食住の中でも、とりわけ「食」に関しては賞味期限があるためリピートしやすいです。
ドラッグストアカテゴリは(精神的に依存性のある)サプリメントや健康食品などを多く扱っているので、コンスタントに売れていきますし、リピート販売が容易です。
100円200円の利益を積み上げていくのが、ドラッグストアの特徴ですね。
高回転商品が多いため値下げ競争になりにくい
利益が狙えるドラッグストアカテゴリの商品は目につきやすいので、ライバルセラーも多数仕入れます。
ですが、意外とそういう人気の商品は価格競争にならないんですよね。
たとえばドラッグストアカテゴリランキングで2桁だと、1日で100個売れたりするのが当たり前の世界なので、ライバルの在庫はすぐに切れるし、価格競争に付き合わなくてもすぐに順番が回ってきます。
それをきちんと理解していれば安心して待っていられますから、結果的にすべてのライバルが利益の取れる一定価格で落ち着くことになります。
コピー品に騙される可能性が低い
家電など高額商品は、コピー品が出回る可能性があります。
これまで実際にiPadの偽物や、ヤーマンのエステ機器が話題になったことがありますが、コピー品をつかまされることが怖いのではなく、コピー品を売ったことによる垢バンのほうが恐ろしいです。
ヤフショでも偽物が堂々と売られていたりするので、素人目線からは絶対に見抜けませんし、自分の知らぬまに偽物を売っていることそのものが怖いですね。
複数の購入者からアマゾンに対して「偽物が届いた!このやろー!」と通報されてしまうと、即アマゾンから退場です。
ひとつであればまだ救われる可能性がありますが、2件3件と偽物被害のクレームが届くセラーは垢バン確定です。
これを悪用して、わざとライバルセラーを蹴落とす悪質なグループがいるとかいないとか。
アマゾンは商品が本物か偽物かを判断するわけではなく、お客様からのクレームがあるかどうかが判断材料なのです。
僕らが本物を売っているとしても、アマゾンFBAで商品を販売し、お客様に商品が届いている時点で、本物を本物と証明するのは「悪魔の証明」のようにとても難しいことですから、アマゾンの垢バン決定を覆すのは難しいでしょう。
すり替え詐欺にあう可能性が低い
最初に書いたとおり、高額で人気の商品は「すり替え詐欺」にあう可能性が高くなります。
数千円のサプリメントや健康食品では「すり替え詐欺」を行うメリットが詐欺師側にはあまりないので、そもそもそういう被害にあうことがないですね。(今まで一度もありません。)
とはいえ、一定数は「商品が正しく配送されなかった」とか「何らかの理由で返品」という理由で返金は発生します。アマゾンで商売を続ける限り、そこは仕方がないことなので受け入れるほかありません。
出品規制される可能性が低い
アカウントを作ってまだあまり時間が経ってない年齢が若いセラーは特に、各メーカーの商品が出品できなくなる、いわゆる出品規制というものに遭遇しやすいです。
おそらく最近作ったアカウントだと、CDやDVDなどのメディア販売も禁止されているはず。
ビューティカテゴリの化粧品も一部メーカー側が制限をかけるケースがありますが、サプリメントや健康食品などのメーカーが規制をかけてくることはあまりありません。
2. 仕入れた~商品が届いた
3. その間に規制対象になってしまった
4. 出品不可
ということも起こりうる話で、規制されたら最後、もう1セラーではどうすることもできない書類を提出しろと言われるだけなので、諦めるしかありません。
その場合は、当初の期待より安くなってもヤフオクやメルカリで売るしかないですね。
リサーチした時点で利益が出る商品を見つけたら、仕入れる前に、出品できるかどうかをチェックする癖をつけたほうがいいですね。
ドラッグストアカテゴリがせどり転売に向いている理由まとめ
ということで、今回は僕の経験と実績を踏まえて、ドラッグストアカテゴリがいかに優れているかをお伝えする記事となりました。
もちろん、ドラッグストア以外でも、たとえば昨日書いたコミックセットが優れてるよ!とかの意見も当然あると思います。
アマゾンを舞台にしたせどり転売の世界は、様々なセラーが様々な商品を販売して成り立っていますから、どのカテゴリが正しくてどのカテゴリが間違っているという答えはないのかもしれません。
とはいえ、僕の経験を踏まえた上では、やはり高額な商品を転売するのは初心者にとってはなかなかにリスキーなものであって、1回詐欺にあうとその被害を回復させるのは相当時間もお金もかかるということを知っておいて損はないでしょう。
あえてリスクの高いところを狙わずとも、他にまだまだ魅力的な世界があるということも知っておいてもらえたらということで、今回の記事が参考になれば幸いです。
ではまた、リピスタ神でした。